富士山と紫陽花、両方欲張るなら岩本山。ただし、絶景ショットは少々クセありです。

「富士山×紫陽花の絶景」——そんな美しい写真をSNSで見かけたのが、今回の岩本山訪問のきっかけでした。
場所は静岡県富士市にある岩本山公園。
広々とした園内に、四季折々の花が咲き、天気が良ければ富士山が見えるとか。
これはもう「行くしかないやつ」じゃないですか。
ところがどっこい。
その絶景ショットを撮るのが、なかなかのミッション。
でもね、あの公園、ただの映えスポットじゃないんです。
紫陽花を愛で、富士山を仰ぎ、そしてちょっと笑って帰れる、そんな岩本山の魅力をたっぷりご紹介します。
岩本山公園ってどんなところ?
富士市の小高い丘にある、地元民の癒しスポット
岩本山公園は、富士市街地から車で15分ほど。
標高約200メートルの丘陵地に広がる緑豊かな公園で、桜・梅・紫陽花と季節の花々が楽しめる自然公園です。
山というほどハードな場所ではなく、芝生やベンチ、ちょっとした遊歩道が整備された穏やかなエリア。
小さな子どもからご年配まで、のんびり楽しめる場所なんですね。
富士山の絶景ビューポイントとしても知られています
何を隠そう、この公園、富士山ビューとしても知られています。
特に朝の時間帯や空気の澄んだ日には、裾野までくっきり美しい富士山を拝めることも。
桜越し、梅越し、そして今回のテーマ——紫陽花越しの富士山は・・・
カオス的な場所から撮影しましたが・・・まさにインスタの住人も喜ぶ景色です。
紫陽花シーズンの岩本山の見どころは?

が紫陽花の見ごろ!園内は花だらけというより花の点在型
いざ紫陽花!
カメラ片手に公園を訪れた私。
紫陽花越しの富士山を撮るぞ〜!と意気込みつつ、さっそく園内を探索。
まず第一の印象。
「あれ…思ったより紫陽花、主張してこない?」
そうなんです。紫陽花が花畑のように広がっているわけではなく、遊歩道沿いや木陰にナチュラルに点在するスタイル。
でも、その控えめな咲きっぷりが逆に良い。
どこを切り取っても絵になる、というより、歩いているとふと出会う自然体の紫陽花たち。
風景の中に溶け込む花たち。それはまるで、主役を張ろうとしない実力派俳優のような趣き。
富士山も、どーんていう感じでなかたので、紫陽花と富士山を収められるポイントを探しました
あの富士山と紫陽花の写真はどこで撮れるのか?
さて、お待たせしました。
SNSで見かけた紫陽花と富士山な写真。
正直に言います。場所がわかりづらい!
案内板もなく、「あれ?ここ?いや、ちょっと違う?」を繰り返し、結局、富士山と紫陽花をうまく重ねて撮れるのは園内の斜面、写真通りに撮るのは、なかなかの観察眼が必要です。
とはいえ、あえて言います。
「絶景写真を探してうろうろする時間も、旅のスパイスである。」
何気ない角度から見た富士山の美しさに気づけたり、ひょっこり咲いた紫陽花に癒されたり。
狙った一枚を探す、その過程こそが贅沢なんです。
岩本山公園の紫陽花以外の楽しみ方も豊富!
広々芝生エリアでお散歩や読書もおすすめ
花もいいけど、岩本山の魅力は開放感そのもの。
高台に位置しているため、風が気持ちよくて、なんだか思考がクリアになる感じ。
日陰のベンチに腰掛けて、コーヒー片手に本を読んでいる地元の方もちらほら。
「暮らしの延長にある贅沢」って、こういう時間かもしれないなぁなんて、つい物思いにふけってしまいます。

お弁当や飲み物は持参がおすすめ!
個人的にはお弁当を持ってゆっくり行きたいとおもいました!
自販機がある程度なので、飲み物やちょっとしたおやつは持参がおすすめです。
駐車場は無料で整備されていたので、アクセスもしやすいし、ピクニックや軽いお弁当を持参してゆったり過ごすのも◎。
紫陽花×富士山=岩本山。でも探す楽しみも含めてのさりげない絶景です
- SNSで話題の「富士山×紫陽花」コラボが狙えるスポット
- 園内は広々、自然と調和した癒し空間
- 絶景撮影ポイントは少しマニアック。探す過程も旅の楽しみ
- ピクニックや読書タイムにもぴったりの気持ち良さ
- 紫陽花の数よりも“景色全体”で勝負する公園です
インスタ映えを求めて行った場所で、
気がついたら自分の心が映える時間を過ごしていた——
そんな風に思わせてくれるのが、富士市・岩本山公園。
紫陽花シーズンだけでなく、梅、桜、新緑、紅葉…どの季節もそれぞれの顔があるようです。
こんどはお弁当を持って来たいなー
岩本山公園
住所:静岡県富士市岩本字花木立1605