箱根リトリートVilla 1/f「いぶき18号棟」滞在記
旅の目的を「ひとつ」に絞って整いました。
Hakone Retreat villa 1/f(ヴィラワンバイエフ)

宿のテーマは森と共に生きる時間。
静けさを贅沢に味わうこの場所で、
温泉、食事、香り、空気——すべてがリセットのためにあるようでした。
今回宿泊したのは、温泉スイート「いぶき 18号棟」。
天井が高く、木々の緑が差し込む部屋の窓。
暖炉の炎が静かに揺れる夜は、まるで自分の中の時間までの整い。
自然の中でしか得られない深呼吸のような贅沢
森の中にある「わたしだけ」の空間
箱根リトリートは、箱根の中でもさらに自然豊かな一角にありました。
到着した瞬間から、空気がやわらかく、音が少ない。
自然の音、風の音が、まるでBGMのように流れていました。
「非日常」って、豪華さよりも静けさの質なのかもしれない!
そう感じさせてくれるのが、この宿のすごさ。
暖炉の炎と、時間の止まる夜
外は箱根の森。
中は、炎のぬくもり。
それがなんとも心地よく、
「何もしない」ことが、こんなに贅沢だったなんて——そう思わされます。

部屋の中に暖炉。
ゆらめく炎、温泉スイート!!非日常で贅沢ですよねー

食・湯・時間。すべてが上質な間でできていました
夕食は大正浪漫漂う「料亭俵石」にて
宿の敷地内に佇む「料亭 俵石」は、大正時代に建てられた趣ある建物。
しんと静まった個室で供される一品一品は、まるで芸術作品。
素材そのものの味を引き出す丁寧な仕事は、嬉しさが混み上がりました。
器もまた美しく、目でも味わう時間。

カフェ&ラウンジ「free bird & terrace」を愉しむ

チェックイン後も朝も、挽きたてのコーヒーの香りで始まる時間。
ラウンジでは読書をする人、ボードゲームに興じる人、それぞれが思い思いに過ごしています。

窓の外の木漏れ日を眺めながらカップを傾けると、
「今日という1日をゆっくり生きよう」と自然と思える。
そんな余白、この宿の魅力です。
カート送迎という小さな冒険
villa からラウンジまでは少し距離がありますが、
カート送迎があるので安心!
むしろ、小さなアトラクションのようで楽しい!森を抜ける移動は高揚感があがりましたよ!!

箱根リトリートの粋を感じた瞬間
誕生日月に届く、自分へのラブレター
宿泊者の誕生月に届くという手紙の仕掛け
これはまさに、遊び心と知性の同居。
滞在の記憶をやさしく呼び戻すような文面で、
読みながら「また行きたい」と思わせる不思議な魔法。
こういう余韻のデザイン、箱根リトリートの真髄を感じます。

「旅の目的地を一つに絞る」という贅沢
観光地・箱根では、つい予定を詰め込みがち。
けれど今回、「箱根リトリートだけを目的地にする」で、
旅の質がぐっと変わりました。
外に出なくても、自然と美食と温泉がすべてここにある。
それだけで満たされていく感覚は、まさに知らなかった贅沢です。
Hakone Retreat villa 1/f「いぶき」滞在3つの魅力
- 自然と調和した建築美
- 料理・おもてなし・時間のすべてが上質
- 心を動かす余韻まで設計された滞在
またこの空気を纏える日を夢見て
箱根リトリートは、
自分を取り戻すための場所でした。
日常のスピードを少しだけ緩めて、
森の匂いと炎のぬくもりに包まて。
心がほどけていく感覚を、もう一度味わいたくなる。
——またこの空気を纏えますように。


