【御射鹿池(みしゃかいけ)】長野|道沿いの絶景がくれる、静けさとサクッと満足感。

まずは、ひとこと言わせてください。
御射鹿池、美しいが、思いがけない場所だった件
…道路沿いにいらっしゃるなんて

山奥を何時間も登って、息を切らせてやっと出会える秘境かと思っていたら、
カーナビが目的地周辺ですと告げるその横に、もういらっしゃる!

そう、それが長野県茅野市の御射鹿池。
「そんな簡単に絶景が拝めていいの?」と、
思わず美のショートカットに罪悪感すら覚えるほど、整いすぎた景色がそこにありました。

御射鹿池
目次

御射鹿池って、どんな場所?

東山魁夷の絵の世界を、現実で見る。

御射鹿池は、東山魁夷の名作《緑響く》のモデルになった池。
といっても、「はいはい、画家のやつね〜」と思ってスルーしてしまうには、もったいなさすぎる場所。

晴天の日に、水面が森そのままを映し取って、
まるで湖面が額縁。自然が描いたリアル絵画の完成です。
写真を撮る手が止まらないとはこのこと。

騒がしくない。でも地味でもない。
その「ちょうどいい静けさ」に、気づけば10分が30分。

山奥の秘境じゃなくて、道路の横のこの場所が、
多くの人がうつしたくなる場所なんだからすごいですよね!

御射鹿池

アクセス抜群!まさかのサクッと寄れる絶景

これがまた、駐車場ありトイレも清潔(←意外とポイント高い)!!

で、池撮影まで歩く距離、わずか1分!
旅の途中のひと呼吸スポットにぴったりすぎて、ちょっとズルい!!!

実はため池!?御射鹿池のちょっと意外な話

さて、この御射鹿池。
あまりに美しいため忘れがちですが、実は農業用のため池なんですって。
「自然の芸術かと思いきや、人の手も少し入ってる」と聞くと、
なんだか、よりいっそうありがたみが増すのは私だけでしょうか。

季節で表情を変える、御射鹿池の魅力

新緑のキラキラ、紅葉のパレット、雪化粧の静けさ

インスタグラムの皆さんの投稿によると、御射鹿池の魅力は、季節ごとのドラマチックな表情。

  • 春:新緑が水面にやわらかく映えて、まさに息吹の季節。
  • 夏:緑が深まり、まるでジブリ映画のワンシーンのよう。
  • 秋:色づいた木々が水に映って、絵画度MAX!
  • 冬:墨絵のようなモノトーンの世界。

どの季節も違って、どの季節もいいっぽい!

御射鹿池

御射鹿池には、遊歩道も売店もありません。

写真を撮って、自慢し合う!
「見て見て!!」と言いながらまた撮る。そして車に戻る。そんな場所。

騒がしさやアクティビティを求めて来るには、ちょっと違うかもしれません。

御射鹿池を訪れるときのワンポイントアドバイス

駐車場の台数は限られています


シーズンや時間帯によっては混雑することも。
朝早めか、夕方の訪問がおすすめです。

道沿いの絶景、御射鹿池、あなたの心にある意味で残る場所

御射鹿池は、「わざわざ行くぞ〜!」と気合い入れるよりも、
「お、ちょっと寄ってく?」くらいのテンションが、実は一番似合うかもしれません。

でも、そのちょっと寄った場所で、
思いがけず心を持っていかれること、間違いなし。

さくっと立ち寄って、しっかり癒されて、
車に戻ってから、自分の写真自慢の話題がたえない!!

さあ、次の旅の予定帳に、御射鹿池の名前をぜひ書き足してくださいましー
「絶景は、必ずしも奥地にあるとは限らない」——

御射鹿池

住所:長野県茅野市豊平奥蓼科
駐車場 あり

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